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定義
12

モールは、ボールを持っているプレーヤーが、相手側の1人またはそれ以上のプレーヤーに捕らえられ、ボールキャリアーの味方1人またはそれ以上のプレーヤーがボールキャリアーにバインドしているときに成立する。つまり、モールが成立するには、少なくとも3人のプレーヤーが必要で、3人とも立っていなければならない。3人とはボールキャリアーと双方から1人ずつのプレーヤーである。参加しているすべてのプレーヤーはモールの中に引き込まれているか、バインドされていなければならず、かつ立ったまま、ゴールラインの方向に前進していなければならない。オープンプレーは終了する。

モー

17.1 モールの形成
(a)
どこで: モールはフィールドオブプレー内でのみ発生する。

モールは形成されていない

17.2 モールへの参加

(a)

モールに参加するプレーヤーは、頭と肩を腰よりも低くしてはならない。

罰:フリーキック

(b)

プレーヤーは、ただ単にモールのそばにいるだけではなく、モールの中に引きこまれているか、バインドされていなければならない。

罰:ペナルティキック

(c)

モールの中で他のプレーヤーに手をかけていることはバインドしていることにはならない。

罰:ペナルティキック

(d)
モールの中のプレーヤーは、立っていようと努めなければならない。 モールの中のボールキャリアーは、地面に倒れてもよいが、直ちにボールをプレー継続可能な状態にしなければならない。

罰:ペナルティキック

(e)

プレーヤーは故意にモールをくずしてはならない。これは危険なプレーである。

罰:ペナルティキック12

(f)

プレーヤーはモールの上に飛びかかってはならない。

罰:ペナルティキック

17.3 その他の反則

(a)

プレーヤーは相手側のプレーヤーをモールの中から引きずり出そうとしてはならない。

罰:ペナルティキック

(b)

プレーヤーはボールがモールの中にある間に、あたかもボールがモールから出たと相手側に思わせるような素振りをしてはならない。

罰:フリーキック

17.4 モールでのオフサイド
(a)
オフサイドライン: 双方のチームに1本ずつ、ゴールラインに平行して2本のオフサイドラインが発生する。それぞれのオフサイドラインはモールの中の最後尾の足を通る。最後尾の足が、ゴールライン上、またはゴールラインの後方にある場合、防御側のオフサイドラインはゴールラインとなる。

(b)

プレーヤーはオフサイドラインの後方から参加するか、ただちに後方に下がらなければならない。プレーヤーがモールの横でうろうろしている場合、そのプレーヤーはオフサイドである。

罰:反則をした側のオフサイドライン上でペナルティキック12

(c)
モールに参加するプレーヤー: モールに参加するプレーヤーはすべて、モールの中の最後尾の味方の足の後方から参加しなければならない。プレーヤーはこの最後尾のプレーヤーに並んでモールに参加してもよい。プレーヤーが相手側からモールに参加したり、味方の最後尾の前方に参加した場合、そのプレーヤーはオフサイドである。

罰:反則をした側のオフサイドライン上でペナルティキック

(d)
モールに参加していないプレーヤー: プレーヤーがオフサイドラインの前方にとどまりモールに参加していない場合、そのプレーヤーは直ちにオフサイドラインの後方に退かなければならない。オフサイドラインの後方にいるプレーヤーが、オフサイドラインを踏み越え、しかもモールに加わらない場合、そのプレーヤーはオフサイドとなる。

罰:反則をした側のオフサイドライン上でペナルティキック

(e)
モールから離れるか、モールに再び参加しようとするプレーヤー: プレーヤーがモールから離れた時は、そのプレーヤーは直ちにオフサイドラインの後方に下がらなければならない。そうしない場合そのプレーヤーはオフサイドとなる。味方の最後尾の前方でモールに再び参加すれば、そのプレーヤーはオフサイドである。プレーヤーは味方の最後尾に並んでモールに再び参加してもよい。

罰:反則をした側のオフサイドライン上でペナルティキック

(f)

モールの中で、ボールを保持していないチームのプレーヤーが、自らモールから離れ、そのチームのプレーヤーがモールの中に誰もいなくなった場合、モールは継続が可能で、この場合、2つのオフサイドラインが形成される。ボールを保持しているチームのオフサイドラインは、モールの中の最後尾の足を通り、ボールを保持していないチームのオフサイドラインは、モールでボールを保持しているチームの最前列の足を通る線である。

罰:ペナルティキック

(g)

モールの中で、ボールを保持していないチームのプレーヤーが、自らモールから離れ、そのチームのプレーヤーがモールの中に誰もいなくなった場合、そのチームのプレーヤーは、一人目のプレーヤーがボールを保持しているチームの最前列のプレーヤーにバインドすれば、モールに再び参加することができる。

罰:ペナルティキック

17.5 モールの終了

モールは次の場合に終了する:

  • ボールがモールから出るか、あるいはボールキャリアーがモールから離れたとき
  • ボールが地上についた場合
  • ボールがゴールライン上、または、越えてインゴールに入った場合
17.6 モールの終了(スクラムヘの移行)

(a)

モールの中のボールが停止したままであるか、前進が止まり5秒経過したとき、モールは終了しスクラムが命じられる。

(b)

ボールがアンプレアブルとなるか、または不正なプレーの結果としてではなく、モールがくずれ、スクラムが命じられたとき、モールは終了する。12

(c)
モール後のスクラム: モール開始時にボールを持っていなかった側がボールを入れる。モール開始時にどちらの側がボールを持っていたかをレフリーが判断できない場合には、モールが停止する前に前進していた側がボールを入れる。どちらの側も前進していなかったときは、攻撃側がボールを入れる。

(d)

モールが停止したままであるか、前進が止まり5秒経過しても、ボールが動いていることをレフリーが目で確認できる場合には、ボールが出るために適当な時間が与えられる。適当な時間内にボールが出なければスクラムが命じられる。

(e)

モールの前進が止まっても、5秒以内であれば再びモールを前方へ動かしても良い。モールを2回目に押し直して再びモールの前進が止まっても、ボールが動いていることをレフリーが目で確認できる場合には、ボールが出るために適当な時間の余裕が与えられる。適切な時間内にボールが出なければスクラムが命じられる。ボールが出なければスクラムが命じられる。

(f)

モールの中のボールがアンプレアブルとなれば、レフリーはボールの奪い合いを長く認めてはならない。スクラムが命じられる。

(g)

モールの中のボールキャリアーが、地面に片膝または両膝をついたり、地面に腰を下した場合を含めて、地上に倒れた場合には、直ちにボールがプレー継続可能とならない限りスクラムを命じる。

ボールがプレー可能となったら、レフリーは「ユーズイット!」とコールし、その後5秒以内に、ボールがプレーされなければならない。5秒以内にボールがプレーされなかった場合、レフリーはスクラムを命じ、ボールを保持していなかったチームが、ボールを投入する。」

(h)
キックされたボールをキャッチしたプレーヤーが捕らえれて形成されたモール: キックオフまたはドロップアウトを除き、相手側のキックしたボールを直接キャッチしたプレーヤーが直ちに相手側に捕らえられても、モールは形成される。そのモールが停止したままであるか、前進が止まり5秒経過したとき、あるいはボールがアンプレアブルとなった場合には、スクラムが命じられる。ボールをキャッチした側がボールを入れる。